富山県は4日、県内で新たに10~50代の男女31人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。新規感染者が30人を超えるのは7月30日以来で、過去6番目に多い。感染力が強いデルタ株の疑いがある「L452R」の変異株は県内の感染者から新たに21人から確認された。県内の感染者は累計2371人。126人が入院中で、3人が重症となっている。

 新規感染者は富山市12人、高岡市11人、射水、魚津市、入善町各2人、砺波、黒部市各1人で、全員が軽症や無症状となっている。

 4人は家庭内感染で、ほかの4人は友人や知人、同僚からの感染とみられる。石川県など県外に移動歴のある患者は2人で、ほか21人は感染経路不明。

 県内で確認された「L452R」の変異株はほぼ全てがデルタ株とみられ、県はデルタ株への置き換わりが今後も進むとみている。

  職員感染で一時閉鎖 富山年金事務所

 日本年金機構は4日、富山市の富山年金事務所の60代女性職員が新型コロナに感染したと発表した。職員は窓口業務を担当し、7月30日まで出勤していた。同事務所は消毒作業を行うため、4日から一時閉鎖とした。電話対応は通常通り行い、事務所前で相談を伴わない書類を受け付ける。高岡市の高岡年金事務所には臨時の窓口を設けた。

  5日からステージ2

 県は感染の急拡大を受け、独自の警戒レベルを5日から「ステージ2」に引き上げた。夜間の外出時に2時間以上の飲食を自粛するよう県民に要請する。

 県境をまたいだ不要不急の移動の自粛に加え、お盆期間などで親戚が集まる機会の増加が見込まれる中、同居家族以外との会食の自粛を求める。感染力の強いデルタ株対策として、家で会食する場合も間仕切りなどの対策徹底を求める。

  プール監視員感染 太閤山ランド

 県民公園太閤山ランド(射水市)は4日、プールひろばに勤務する砺波市の20代男性監視員が新型コロナウイルスに感染したと発表した。施設は消毒済みで、スタッフを入れ替えて5日も通常通り営業する。

 感染した監視員は7月31日と2日に出勤していた。3日に発熱があり、検査を受けて、4日に感染が判明した。勤務中はマウスシールドを着用し、利用者とは接触していない。監視員数人を自宅待機とした。

  高岡JC会員感染 23日まで対面活動自粛

 高岡青年会議所(JC)は4日、30代の男性会員が新型コロナウイルスに感染したと発表した。同JCでは初めて。複数の会員が濃厚接触者とみられるため、23日まで対面での活動を自粛する。

 同JCによると、男性は発熱したため3日にPCR検査を受け、陽性とされた。男性を含む会員4人と会員以外の知人2人の計6人は7月30日に居酒屋で会食をしていたという。

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