石川県は30日、県内で新たに新型コロナウイルス感染者110人を確認し、金沢競馬場とスポーツ活動を行うクラブチームでクラスター(感染者集団)が2件発生したと発表した。1人の死亡も明らかにした。1日当たりの新規感染者数としては2番目に多い。感染者の累計は5015人と5千人を突破した。クラスターの発生は7月に入り16例目で、通算83例目となる。

 亡くなったのは金沢市の50代男性。28日に自宅で亡くなっているところを発見され、その後に陽性と判明した。

 新たに感染したのは、金沢、白山、小松、加賀、能美、野々市、かほく、七尾、津幡、志賀の各市町と県外在住の10歳未満~80代の男女。

 新規感染者のうち、金沢市の30、40代男性2人は金沢競馬場の関係者。既に公表済みの8人と合わせて、県はクラスターと認定した。県によると、競馬場では検温や毎日の健康観察などの感染対策は行われていたが、熱中症対策で作業員が休憩中にマスクを外す場面もあったという。

 金沢、白山、能美、野々市、かほくの10代と30代男性8人は県内でスポーツ活動を行うクラブチームのメンバー。既に公表済みの2人と合わせ、感染者が10人となった。県外で届け出があった4人と合わせ、県はクラブチームでクラスターが発生したと認定した。県によると、運動中にマスクを着用しておらず、県が詳しい感染経路を調べている。

 このほか、飲食店21例目と金沢星稜大の各クラスター関係でそれぞれ2人の陽性を確認。既に公表された感染者の濃厚接触者または接触者が50人で、残る46人の感染経路は分かっていない。

 県内では30日午前10時までに、695件の検査結果が報告された。

 県内で治療中の患者は738人(前日比86人増)で、重症者は前日と同じ3人となっている。 

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