石川県は21日、新型コロナウイルス感染症の再拡大を受け、金沢市内の飲食店に午後9時までの時短営業を要請することを決めた。酒類の提供は午後8時までとする。実施期間は7月26日~8月15日。時短要請は4度目となる。

 県内の感染状況を示す指標を現在のステージ2(感染拡大警報)から引き上げ、上から2番目のステージ3(感染まん延特別警報)に移行する。

 21日、県庁で開かれた対策本部会議で決定した。

 時短営業の要請に伴い、県は全期間の実施を前提に、1店舗あたり、中小企業に1日2万5千円~7万5千円、大企業には20万円を上限に1日当たりの売上高の減少額×0・4の額の協力金をそれぞれ支給する。

  「Go To イート」と県民旅行割の運用基準見直し

 さらに、観光事業者の支援策「Go To イート」食事券と県民旅行割に関する運用基準を見直す。現状ではステージ3以上になると、食事券の利用自粛を要請し、県民旅行割は事業停止となるが、見直しに伴って発行済みの食事券や、旅行割の予約済み分を引き続き利用できる。県は、食事券や旅行割のクーポンについて、テイクアウトやデリバリーを推奨する。

 県内では7月に入り、感染者が急増し、今月の新規感染者395人のうち、金沢市の感染者が271人と全体の約7割に上る。飲食関係が195人と全体の約5割を占め、うち金沢市が145人と約7割となっている。

 谷本正憲知事は対策本部会議で、4連休や東京五輪、夏休み、お盆を控えて感染拡大リスクが高まっているとし「これ以上の感染再拡大を食い止めないといけない」と述べた。県民や事業者に県境をまたぐ不要不急の移動自粛など、あらためて感染対策の徹底を求めた。

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