日本橋とやま館に登場した霊獣「クタベ」の像=東京・日本橋

 東京・日本橋の富山県アンテナ店「日本橋とやま館」は今月から、同館と富山を中継でつなぎ、都心にいながら富山の山海の幸を堪能できる企画を始める。第1弾として26、27日には立山と東京をつなぎ、山岳ガイドによる現地の案内や、県立山博物館のスタッフによる立山信仰に関する解説を行う。コロナ禍でも富山を旅した気分を味わえる体感型のイベントで魅力を発信する。

  26、27日

 26日には山岳ガイドの佐伯知彦さんが中継で室堂小屋を出発し、立山曼荼羅(まんだら)に描かれた山の紹介などをしながらみくりが池、エンマ台を巡る。リアルタイムで立山の絶景を堪能し、実際に立山登山をしているかのような体験を提供する。

 27日は県立山博物館の「まんだら遊苑(ゆうえん)」と中継を結ぶ。参加者は日本橋とやま館の和食レストラン「はま作」で、食事をしながら立山信仰や立山黒部アルペンルートの魅力を映像で楽しむ。とやま館の重田大輔マネージャーは「目や耳、舌で富山を満喫してもらいたい」とする。立山の宿坊で提供されていた郷土料理の「つぼ煮」も提供する。

 東京と富山を結ぶイベントは「富山の窓」と題し、シロエビ漁師とオンラインで結び、実際に味わいながらシロエビ漁について学べる企画なども計画。重田さんは「コロナ禍だからこその楽しみ方を提供し、落ち着いたら富山にきてほしい」と話した。

  クタベの像登場

 日本橋とやま館では、開館5周年記念企画「立山信仰と自然の恵み」が開催されている。新たに制作された立山ゆかりの霊獣「クタベ」の像が設置され、来館者の注目を集めた。

 立山曼荼羅(まんだら)のタペストリーや江戸時代に立山を案内する際に使われた山絵図が展示され、大きな地図で立山黒部アルペンルートの見どころを紹介した。週末には自分で描いたクタベで缶バッジを作るワークショップも行う。27日まで。

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