富山市内の児童生徒や園児ら1千人以上が食中毒症状を訴えた問題で、市保健所は23日、食中毒の原因と断定された牛乳を製造した「内田乳業」(同市四方)の製品から大腸菌群が検出されたことを明らかにした。今回の食中毒の原因ではないとみられるが、同社の衛生管理が不十分だったことが浮き彫りとなった。

 23日の市議会厚生委員会で、担当職員が説明した。

 食品衛生法の基準では、食品の大腸菌群は「陰性」(ゼロ)でなければならないが、内田乳業が今月15、16日に製造した牛乳は「陽性」と確認された。大腸菌群が確認された場合、行政指導の対象になるという。市保健所は、食中毒の原因物質について引き続き調査している。

 市と市教委、富大人間発達科学部附属小によると、23日に市内で食中毒症状を訴えて欠席・早退した児童は計48人となっている。

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