弦楽四重奏で滝の楽曲を披露する呉羽高管弦楽部員=富山市の松川茶屋

 滝廉太郎祭開催30周年記念コンサートは20日、富山市の松川茶屋で開かれた。呉羽高管弦楽部の4人が滝の楽曲を四重奏の豊かなハーモニーで届け、訪れた約20人が富山ゆかりの作曲家をしのんだ。

 滝廉太郎研究会(同市)が1992年に第1回を開催した顕彰祭の節目を記念して企画した。2年前の生誕140周年コンサートに続き、呉羽高に演奏協力を依頼した。

 部員4人は弦楽四重奏用に編曲された滝のピアノ曲「メヌエット」や、遺作とされる「憾(うらみ)」などを美しい音色で演奏し、4月から重ねた練習の成果を示した。顧問の渡辺洋輔教諭は、非常勤講師の黒田素子さんのピアノに合わせ、「月」「お正月」「荒城の月」を独唱した。

 広瀬亜実部長は「演奏会は滝廉太郎をより身近に感じるきっかけになった。多くの人に富山との縁を知ってもらいたい」と話した。

 滝は1886(明治19)年、官僚だった父が富山県書記官に任命されたため家族で富山に移り、88年まで旧富山城内の県尋常師範学校附属小に通った。

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