イワシ缶詰を紹介する氷見高生と加工業協組青年部員=氷見市役所

  市長が太鼓判、10月販売へ

 氷見高海洋科学科3年の大門優斗さん、中尾佳夢(かなめ)さん、伏木蓮さんが、氷見水産加工業協同組合と共同で、氷見産イワシを活用した缶詰を試作した。白みそ、赤みそ、カレーの3種類の味をそろえ、16日に氷見市役所で開かれた試食会では、林正之市長らが高く評価した。今後は味をさらに磨き、新たなラベルを作るなどして、10月の販売を目指す。

  新ラベルを作製

 氷見高は校内に缶詰製造の設備を持ち、これまでもイワシの大和煮の缶詰を作ってきた。今回は氷見イワシの知名度向上につながる新商品を開発したいと、氷見水産加工業協組に協力を依頼。従来の大和煮は調理してそのまま詰めていたが、蒸し煮の工程を加え、水分や臭みを抜き、味が染み込みやすくなるよう工夫した。

 試食会では、林市長が「白みそ味はまろやかで食べやすい。赤みそ味もカレー味も香りがよく、魚臭さを消している」と感想を語った。赤みその味が少し濃過ぎることや、カレーにイワシのうま味をもっと生かすことなどが課題として指摘され、3人は「新しいものを作るのは楽しい。もっとおいしくしたい」と改善に意欲をみせた。

 氷見水産加工業協同組合はイワシの解凍や調理に加え、衛生面の留意点などを指導した。青年部の中村康紀会長は「加工品を作ることの楽しさを経験して、将来につなげてほしい」と話した。

無断転載・複製を禁じます