警察官や教諭が見守る中、保護者と一緒に帰宅する児童=富山市五福小

  富山工高、体育大会を延期

 16日午前6時29分ごろ、富山市五福の県道五福交差点付近で「刃物のような物を持って歩いている男を見掛けた」と通行人から110番通報があった。富山西署の捜査で、通報者が塗装の仕事に使うこてを持っていた男性を「刃物男」と見間違えたことが分かった。富山工高が予定していた体育大会を延期するなど近隣の小中学校や高校は対応に追われた。

 同署によると、通報者は自転車で五福交差点付近を移動していた。男性が持っていたこてが長く、短時間しか目にしていなかったことから勘違いにつながったとみられる。同署が五福交差点周辺での聞き込みや防犯カメラの映像から、目撃された男性を特定し、「事件性はない」と断定した。

 しかし、12日には五福交差点から北へ約500メートル離れた神通大橋左岸付近でも刃物を持った男の目撃情報が寄せられている。同署は今回目撃された男性とは別人とみており、引き続き周辺の警戒を続ける。

 16日の目撃情報を受け、富山西、富山中央、富山南の市内3署は周辺の小中学校や高校、富大と連携し、警戒に当たった。五福、神明、桜谷、芝園の各小学校と西部中、芝園中、富山工高、富山商高に署員を配置し、パトカーで通学路を巡回した。

 各学校でも対応に追われた。富山工高は予定していた体育大会を延期し17日に実施することを決め、五福、神明、桜谷の各小学校は下校時間を切り上げ、学校から迎えに来るよう要請を受けた保護者が児童を連れ、心配そうに帰宅した。

無断転載・複製を禁じます