大関朝乃山

 日本相撲協会は11日、東京都内で臨時理事会を開き、協会が定めた新型コロナウイルス対策のガイドラインに違反した大関朝乃山(27)=本名石橋広暉、富山市呉羽町出身、富山商高OB、高砂部屋=に6場所出場停止と報酬減額50%(6カ月)の処分を科すことを決めた。来年5月の夏場所まで出場できない異例の厳罰で、大関からの陥落が事実上決定、番付は三段目あたりまで大きく落ちる見通し。

 朝乃山は原則的に外出が禁止されていた5月の夏場所前に、接待を伴う飲食店を訪れたと報道された。協会の聞き取りに当初は否定したが、その後に認め、夏場所を途中休場した。

 協会は、外出禁止とした今年初場所の場所前から計10回、接待を伴う飲食店を訪れていたと認定。「自らの置かれた立場を全く顧みることなく、無自覚で軽薄な行為は、大関としての尊厳を著しく汚したとして到底許し難い」と断じた。

 朝乃山は引退届を出しており、協会は今回受理しなかったものの「今後、程度を問わず協会に迷惑を掛ける行為を行った場合には受理する」とした。

 朝乃山の処分をめぐっては、地元の呉羽地区自治振興会が寛大な処分を求める署名を集め、協会に提出していた。

 不要不急の外出によるガイドライン違反では、幕内阿炎(現幕下)や幕内竜電が3場所出場停止処分を受けた。

無断転載・複製を禁じます