上田英俊氏

 自民党の宮腰光寛衆院議員(70)=8期、黒部市岡=の引退表明を受け、党富山県第2選挙区支部が次期衆院選富山2区の新人候補擁立に向けて設置した選考委員会は10日、候補の申請を締め切り、届け出があったのは自民県議の上田英俊氏(56)=6期、入善町入膳=の1人のみだった。上田氏が自民の公認候補となることが確実となった。

 選考委は12日に富山市内で会合を開く予定。委員長の鹿熊正一県議は「上田氏を大前提とし、12日に公認決定までのプロセスをどうするのかについて協議する。第2選挙区支部全体の総意を得る必要があり、決定にはもうしばらく時間がかかる」と述べた。

 上田氏は富山新聞社の取材に「選考される立場であり、現段階ではコメントは控えたい」と語った。

 公認は第2選挙区支部が県連を通じて党本部に申請し、党本部が最終決定する流れとなる。

 候補の申請は10日午後5時に締め切られた。選考委は各地域支部に公認候補にふさわしい人がいる場合は届け出るよう通知し、自民党入善町支部が1日に上田氏を申請した。

 富山2区を巡っては、上田氏が5月13日に上田昌孝滑川市長に出馬を促され、25日に元衆院議長の綿貫民輔氏に面会し、立候補の意向を固めた。宮腰氏は9選出馬を目指していたが、26日に記者会見し、「分裂選は避けなければならない」と引退を表明した。

 2区には立憲民主党県連が公認候補を擁立する方針を示している。

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