富山県は8日、県内で新型コロナウイルスに感染していた1人の死亡と、新たに10人の感染を確認したと発表した。新規感染者が2桁となったのは、2日の10人以来6日ぶり。また富山市は、市内の飲食店でクラスター(感染者集団)が発生したことを報告した。同市内でクラスターが確認されたのは23例目。

 新たに感染が確認されたのは、富山、高岡の各市に在住する10歳未満~70代の男性7人、女性3人。居住地別では富山市が8人、高岡市が2人。このうち、4人が既に報告されている感染者の濃厚接触者だった。感染者10人のうち40代の男性が肺炎で重症、7人が軽症、2人が無症状となっている。

  従業員9人のうち6人陽性

 新規感染者のうち、富山市の20代男性4人と、既に感染が確認されている同市の20代男性2人の計6人は、酒類を提供し、接客が伴う飲食店の従業員。市によると、店の定休日だった1日、従業員7人が店内でミーティングや清掃を行い、その後、別の飲食店で会食をしたという。市は、飲食店従業員の間で感染が拡大した可能性が大きいとして、クラスターと認定した。店は5月31日を最後に、現在は営業していない。全従業員9人の検査は既に終了しており、今後、富山市内と県外在住の利用客複数人の検査を実施する。

 県内の感染者は累計1936人(うち変異株601人)、死者37人となった。8日午前10時現在、県内で入院中の患者は93人で、うち重症者は8人。同日午後3時現在で21人が宿泊療養施設に入所している。

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