街頭演説に臨む(左から)米谷、馳、橘の各氏=高岡市のウイング・ウイング高岡前

街頭で知名度アップを図る角田氏=高岡市下伏間江

手を振って支援の拡大を図る出町氏=高岡市新横町

 米谷氏、馳氏と3カ所でマイク
 角田氏、未来創政会とアピール
 出町氏、支援者と辻立ちで浸透

 7月の高岡市長選に向けた舌戦が、応援弁士も加わって熱を帯びてきた。9日の街頭演説で、自民が推薦する元市教育長の米谷和也氏陣営には馳浩元文部科学相(小矢部市出身、石川1区)が駆け付け、前市議の角田悠紀氏陣営では市議会自民党未来創政会メンバーらがマイクを握った。一方、元テレビ朝日社員の出町譲氏は支援者とともに辻立ちでアピール。17年ぶりの保守分裂の激戦が予想される中、各陣営の動きは前哨戦からさらに勢いを増しそうだ。

 「さまざまな改革を成し遂げたすごい教育長だと金沢にも伝わっている」。ウイング・ウイング高岡前など3カ所で演説した馳氏は、学校再編など米谷氏の実績を紹介し「高岡を発展させるリーダーになれる。どうか口コミで名前を広め、支えてほしい」と呼び掛けた。

 馳氏が富山県内でマイクを握るのは保守分裂となった昨秋の知事選以来。今回は、橘慶一郎衆院議員からの応援依頼を受け、元高校教師の馳氏は「米谷氏とは同じ教師仲間」として快諾した。その米谷氏は教育のレベル向上やコミュニティーバスなどの公共交通整備などを挙げて「子育て世代にも選ばれる街、歴史と文化を大事にした街をつくりたい」と訴え、橘氏も「高岡の底力を伸ばせるのは米谷氏だと確信している」と支援を求めた。3氏は「令和の教育談義」として対談も行った。

 角田氏は支援者30人とイオンモール高岡周辺で街頭演説に臨み、「子どもを産み、育てやすい環境を整備していく。高岡の未来を変えるチャンスをいただきたい」と語った。角田氏を支援する市議でつくる自民党未来創政会の4人も駆け付け、金森一郎会長が「若くて実行力があり、新しい行政をつくるのに角田氏の力が必要だ」と強調した。

 地元の木津では8、9日で計37カ所の「青空ミニ集会」に臨み、700人の市民が耳を傾けた。9日は角田氏を支援するボランティアの出発式にも出席した。

 出町氏は、支援者7人とともに高岡市新横町の交差点付近でドライバーに「おはようございます」と声を掛けた。市内の朝市も訪れて浸透を図り、動画の撮影も行った。

 出町氏は、市民から市長選に関心が高まったと声を掛けてもらう機会が増えたとし「ドラえもんを活用した街づくりにも取り組み、高岡を元気にしたい」と述べた。

  米谷、出町氏がニアミス 定塚連合自治会総会

 9日、高岡市内で開かれた定塚校下連合自治会の総会で、米谷氏と出町氏が「ニアミス」する一幕があった。

 総会は非公開で行われ、出席者によると、総会の議事に入る前、来賓の橘慶一郎衆院議員、渡辺守人県議のあいさつに続き、定塚地区の小学校再編に尽力した元教育長として米谷氏があいさつした。

 3氏が退席して総会の議事が終了した後、定塚校下連合自治会に属する定塚町1、2丁目自治会から推薦を受けている出町氏もあいさつし、高岡市長選への支援を求めた。2自治会から同連合自治会側に出町氏の登壇を求める声があり、総会後に応じたという。

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