富山県は7日、県内で新たに20~50代の男女8人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。このうち富山市の30代医療従事者男性は市内の介護老人福祉施設の職員で軽症。施設内の感染者は計6人となり、市は市内20例目、県内23例目のクラスター(感染者集団)が発生したと明らかにした。同日は県内の感染者1人が死亡し、死亡者の累計は31人となった。

 富山市によると、介護老人福祉施設では4月27日に職員1人の感染が判明後、職員53人とショートステイを含む利用者64人の計117人を検査し、2日までに職員2人と入所者3人の感染を確認していた。入所者の介護や職員同士が一緒に昼食を食べる中で感染が広がったとみられる。

 感染者が確認された場所をレッドゾーン(感染確認区域)としてエリア分けし対策を講じているが、施設の3分の1程度に広がった区域内では入所者約20人が生活しており、市は施設内で感染拡大の恐れがあるとしている。県に応援を要請する可能性もあるという。

 2日時点で施設内の感染者はクラスター認定基準の5人に達していたが、感染状況を調査し、施設外への感染拡大の可能性はないと判断した上で公表した。

 このほかの新規感染者は射水市3人、氷見、魚津、滑川、立山の各市町1人。魚津市の40代男性と射水市の50代女性が中等症で、残り5人は軽症。立山町の30代男性は家庭内感染で、ほかは感染経路不明だった。変異株は26人確認され、累計は260人となった。

  男性職員1人感染 伏木富山港湾事務所

 北陸地方整備局は7日、伏木富山港湾事務所(富山市)の40代男性職員1人が新型コロナに感染したと発表した。男性は無症状。窓口業務の担当ではなく、4月29日以降は勤務していない。同市在住で、新潟市に帰省していた。感染者の濃厚接触者となったため6日に検査を受けた。

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