富山県は3日、県内の20代から90歳以上の男女11人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。このうち富山市の80代男性は市内のカラオケスナックの常連客で、同店ではこれまでに店主と客計4人の感染が判明しており、市はクラスター(感染者集団)が発生したとの認識を示した。県内の感染者は計1361人で、重症者は1人増え8人となった。

 新規感染者は富山市9人、射水市と砺波市が各1人。4月以降の感染者16人で新たに変異株が確認され、県内の累計は234人となった。

 クラスターは県内22例目で、富山市内19例目。スナック店主の60代女性が4月12日に発症し、市が同9~12日の客7人のうち連絡が取れた6人を検査したところ、60~70代男性3人の感染が判明した。80代男性は1回目の検査では陰性だったが、その後発症し中等症となった。店は13日から休業している。

 市によると、同店では窓を開けて換気し、カウンター内と客の席の間にビニールシートを設置するなどの対策が取られていた。カラオケは利用できる状態だった。市は感染の恐れがある客をほぼ特定できているとして、店名を公表していない。

 ほかの新規感染者10人のうち、砺波市の70代男性が中等症で、9人は軽症か無症状。県と市によると、感染経路が不明なのは5人で、3人は感染者の家族や同僚だった。残りの2人は調査中としている。

  石川で2人死亡 29人感染

 石川県は3日、新型コロナウイルスに感染していた2人の死亡と、29人の感染を発表した。県内の死者は計75人、感染確認は計2589人になった。

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