修復された北川北新町の屋体に見入る住民=南砺市井波

 南砺市の北川北新町屋体(やたい)保存会は、井波八幡宮の春季例大祭「よいやさ祭り」で井波地域中心街を巡る屋体を修理した。3日の祭りは、新型コロナウイルスの影響で、神輿渡御(とぎょ)や屋体の引き回しが2年連続で中止になったが、完成した屋体がお披露目され、住民らを盛り上げた。

 井波地域には、屋体5基が現存しており、このうち北川北新町は唯一の3階層構造となっている。高さ3・7メートル、幅1・8メートル、長さ2・9メートルで、最も大きい。1896(明治29)年に製作された。

 屋体には祭りの際、三味線や笛、太鼓で屋体囃子(ばやし)を演奏する人や、屋体唄(うた)の歌い手が乗る。北川、北新町の2町内会の住民がつくる保存会が昨年度、宝くじの助成金250万円を活用して、老朽化で破損した屋根や部材が欠落した場所を修理した。

 町内の広場で行われた披露では、屋体囃子の音色が流され、祭りムードを盛り上げた。

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