石川県は2日、県内で新型コロナウイルス感染者40人を確認し、スポーツ施設などで2件のクラスター(感染者集団)が発生したと発表した。1日の感染者数としては4月29日の39人を上回り、過去最多を更新した。

 新たな感染者は、金沢、白山、小松、加賀、能美、野々市、津幡、能登の各市町在住の10歳未満~90歳以上の男性21人、女性19人。

 新規感染者のうち、金沢、野々市市の40~60代の女性4人と、これまでに感染が判明している2人は4月下旬に県内の同じスポーツ施設を利用し、同じ時間帯に個別にトレーニングを行っていた。県はこのスポーツ施設でクラスターが発生したとみている。感染者は、同居者の1人を含め、計7人となった。県によると、スポーツ施設でのクラスターは県内で初めて。

 さらに加賀市の20~50代の団体職員4人と、既に感染が判明している1人の計5人が4月下旬に県内の飲食店で一緒に会食する機会があった。感染者は同居者1人も含めて計6人となり、県は6例目の会食クラスターが発生したと認定した。

 既に判明している5例目の会食クラスターでは、新たに2人が陽性となり、感染者は計11人となった。このほか、既に公表されている感染者の濃厚接触者または接触者が17人、残る12人の感染経路が分かっていない。県内の感染者は累計2560人となった。

 直近1週間の新規感染者は194人(前日比20人増)、感染経路不明者は71人(同7人増)で、いずれも過去最多となった。病床使用率は75・8%まで上昇しており、北野喜樹健康福祉部長は「非常に危機感を持っている」と述べた。

 2日現在、県内で治療中の患者は345人(前日比18人増)で、うち重症者は12人(同2人減)。

 

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