富山県は1日、県内で新たに10~70代の男女14人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。このうち富山市の40代男性は市内の学校の教員で、勤務先ではこれまでに教員と学生計4人の感染が確認されており、市は県内21例目のクラスター(感染者集団)が発生したとの認識を示した。県内の感染者は計1333人となった。

 4月以降の感染者10人で変異株が新たに確認され、県内の累計は218人となった。

 クラスターは富山市内で18例目となる。学校では非常勤の60代男性教員が4月20日の授業後に発症し、21日に感染が判明した。授業を受けた1クラスの学生約40人が検査を受け、25日に10代女性2人の感染が確認された。学生の30代女性も29日に再検査で陽性となった。4人は軽症か無症状。40代男性教員はこのクラスの担任で中等症となっている。

 市によると、60代教員の授業は90分間の座学で、教員、学生ともマスクをし、教卓に飛沫(ひまつ)を防ぐアクリル板を設置するなどの感染防止対策が取られていた。教員と学生に目立った接触はなかった。市は同校の教員と学生約100人を検査する予定。学校は22日から休校している。市は学校の種類や校名を公表しなかった。

 市保健所の担当者は「現在の感染はこれまでと比べ、感染力が強い印象がある。十分に注意しないといけない」と述べた。

 ほかの新規感染の13人は高岡市4人、富山市3人、黒部、魚津、砺波、氷見市と上市町が各1人で、もう1人は東京から帰省した10代女性。全員軽症か無症状となっている。9人は既に感染が確認されている家族や同僚、知人の濃厚接触者だった。

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