富山県は29日、県内で新たに10代から80代の男女13人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。このうち1人は富山市の歯科医院助手で、同院では既に感染が判明していた4人のほか、別の陽性者1人が同院の患者だったことが分かり、院内の感染者は累計6人となった。同市は県内20例目、市内で17例目のクラスター(感染者集団)が発生したとの認識を示した。

 県内の新規感染者が2桁となるのは3日連続で、感染者の累計は1304人となった。変異株は今月の感染者7人から新たに確認され、累計で208人となった。

 新規感染者13人のうち、富山市の50代女性がクラスターの発生した歯科医院の助手。同院の感染者の内訳は医師1人、従業員3人、患者2人。同市によると、歯科医院でのクラスターは県内で初めてとなる。

 同院は医師の体調不良のため、11~18日に休診し、19日に患者3人が処置を受けた。検査で患者1人は陰性だった。従業員は7人で、うち4人の陰性を確認した。同市は、クラスターとは別の患者から医師に感染し、拡大したとみている。19日に医師の陽性が判明し、同院は20日から休診している。

 このほか、クラスターが発生した富山市の社員寮で、住人の20代男性の感染が新たに確認された。このクラスターの感染者は累計9人となった。

 新規感染者は富山市9人、氷見市と高岡市が各2人。氷見市の70代男性と富山市の30代女性の2人が中等症で、高岡市の40代男性が無症状、残り10人が軽症となっている。

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