子ヤギの世話をする村江さん夫婦=氷見市吉懸

 氷見市吉懸(よしがけ)にあるヤギ牧場「げんじぃの吉がけ牧場」に今年、子ヤギ9頭が生まれた。近く出産予定の3頭もおり、2018年4月の開設以来、最高のベビーラッシュになる見通しだ。山あいの集落でヤギと触れ合える場として無料開放している。新型コロナウイルスの影響が続くなか、来訪者に外での癒やしを提供する。

 牧場は元板金業、村江元三(げんぞう)さん(75)=同市大野=が、過疎化する生まれ故郷に活気をもたらしたいと開設した。養豚場だった施設と土地を活用し、建物を自前で改修した。まず2頭でスタートし、県内外からの受け入れで頭数を拡大し、現在は26頭になった。

 今年は1月に4頭、今月に5頭が生まれた。トカラヤギ5頭、雑種4頭で、茶色や白色の愛らしい姿で牧草地を駆け回る。村江さんは妻清美さん(71)と毎日世話に当たる。

 ヤギを飼う体験をしたい人のためにスポンサーシップ制度を導入。登録料3万円と年会費5千円で、名前を付けられ、会員制交流サイト(SNS)で自分のヤギとして発信でき、写真と動画が送られる。子ヤギの販売も行っている。

 SNSや口コミで訪問客が増えたため、トイレを整備した。飼育舎や放牧場も拡大した。開園は午前9時~午後4時ごろで、不定休となっている。

 村江さんは「ヤギは大事にした分だけなついてくれる。優しさに触れて笑顔になってほしい」と話している。

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