高岡複合施設の完成予定図。外観には高岡の伝統的な街並みの「千本格子」のイメージを取り入れる

2階にはラウンジや水盤のある庭園を設ける

  創刊100年へ23年完成予定

 北國新聞社は19日、高岡市広小路で、地上6階建ての「高岡複合施設」(仮称)の建設工事に着手した。富山新聞の高岡支社、富山新聞文化センターを併設した市中心部の新たな交流拠点を目指し、金沢ゆかりで日本芸術院会員の建築家・谷口吉生氏が設計を手掛けた。富山新聞創刊の地である高岡で、創刊100年を迎える2023(令和5)年の全面稼働を予定する。

 建設地は、現在の富山新聞高岡会館に隣接する1779平方㍍の敷地で、建物の延べ床面積は3611平方㍍。

 建物正面の外観は、高岡の伝統的な街並みの象徴「千本格子」をイメージしたデザインとする。加賀藩ゆかりの国指定史跡・高岡城跡(高岡古城公園)に面して立地し、各階の西側からは同公園を一望できる。高岡支社の事務所を置く2階には水盤のある庭園を配置。庭園につながるラウンジは打ち合わせやイベント、講演会場として使用できる。

 3~5階には講演などに利用できるセミナー室をはじめ、文化センターの各種教室やヨガ・ダンス用のスタジオを設ける。6階のバレエスタジオは、天井まで2階分の高さを確保してあり、リフトの練習にも対応する本格的な仕様となる。1階に防音機能を備えた音楽スタジオも整備する。

 富山新聞は1923(大正12)年5月1日、北國新聞の「中越附録」として高岡市で創刊した。戦時中は休刊し、1946(昭和21)年3月11日、「富山新聞」の題字を掲げて復刊した。

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