富山県は9日、県内で新たに16人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。うち4人は富山市内の同じ社員寮に住む20代男性で軽症や無症状。施設内の感染者は既に感染した1人を含めて5人となり、市はクラスター(感染者集団)が発生したとの認識を示した。市内で13件目、県内では15件目のクラスターで、寮での発生は初めてとなる。

 富山市によると、社員寮の感染者5人は共用スペースで食事をしていた。感染者を含む寮生15人全員がPCR検査を受けて8人が陰性だった。2人は結果待ちとなっている。

 県や富山市によると、残りの新規感染者12人の内訳は富山市の10歳未満から50代の男女7人、高岡市の20代男性と30代男性、射水市の30代女性と50代女性、滑川市の20代男性。射水市の30代女性と50代女性は中等症で、そのほかは軽症や無症状となっている。

  変異株新たに5人、重症者は2人に

 県は、4月の感染者から変異株が新たに5人判明したことも明らかにした。県内の変異株の累計は48人で、うち6人は英国由来と分かっている。県内の感染者は1017人となり、治療中は88人。重症者は0人から2人に増えた。

  県総合運動公園の女性職員陽性

 富山県民福祉公園(射水市)は9日、管理する県総合運動公園で事務員として勤務する富山市の30代女性職員が新型コロナウイルスに感染したと発表した。PCR検査を受け、同日に陽性が確認された。

 県民福祉公園によると、女性職員と勤務場所が同じ同僚は9人で、全員が近くPCR検査を受ける。2人が濃厚接触者となった。発熱など症状は出ていない。富山市保健所の指示に従い、県総合運動公園の施設の一部が当面の間、使えなくなる見込み。

無断転載・複製を禁じます