口腔ケアの大切さを漫談で伝える精田さん=富山市の県民共生センター

 漫談で口腔(こうくう)ケアの大切さを伝える「おんなきよまろ」こと、歯科衛生士事務所ピュアとやま(富山市五福)の精田紀代美代表(70)が、新型コロナウイルスの影響で自粛していた活動を本格的に再開した。口腔ケアが新型コロナ予防に役立つとの研究成果もあることから、「75歳まで舞台に立つ」と決意を新たにしている。

 14日は富山市の県民共生センターで開かれた「認知症の人と家族の会県支部」の研修会に派手な衣装で登場し、「健口ライブ」を繰り広げた。軽妙な語り口で笑いを誘いながら、独自に考案した口腔ケアの手法を解説。細菌によって舌に形成される粘着物にウイルスが付着しやすいと指摘し、専用の器具を使った舌の掃除を実演してみせた。

 県内の保健所などに勤務してきた精田さんは、2015年からおんなきよまろを名乗り、高齢者や専門職員向けの講演を県内外で月に数回のペースで実施してきた。コロナ禍で、昨年3月から活動を自粛していたが、11月に南砺市で久々のステージに立ち、2月には富山市で講演した。

 おんなきよまろの活動については、以前は70歳でピリオドを打つつもりだったが「舌の掃除の大切さがやっと伝わり始めた。まだまだ教えていかんなん」と、続行を決断したという。

 精田さんは、新型コロナ予防に貢献するためにも、感染防止策を徹底しながらライブを増やしていきたい考え。「ライブのオンライン配信にも挑戦したい」と意欲満々だ。

無断転載・複製を禁じます