城端曳山祭の本祭中止を決議した出席者=南砺市の城端商工会館

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産「城端曳山祭(ひきやままつり)」の曳山巡行を運営する城端曳山連合会は7日、南砺市城端商工会館で会合を開き、5月5日の本祭を中止することを決議した。新型コロナウイルス感染防止のためで、同4日の宵祭は規模を縮小する。

 宵祭では、6町の若連中による庵唄(いおりうた)の合同披露を中止し、各町で曳山の御神像を民家などに飾る山宿(やまやど)は行う。各町での庵唄の披露については、各町が判断する。

 本祭では、曳山と庵屋台の巡行を中止する。御旅所や、神輿(みこし)と剣鉾(ほこ)、傘鉾の巡行、獅子舞に関しては、敬神会や関係町に判断を一任した。

 連合会の藤井寛会長は「健康、人命の安全を第一に考えなければならない」とあいさつ。祭りの詳細について、4月中旬をめどに決める考えを示した。庵連合会の今井兼紀会長は、庵唄の稽古の感染予防ガイドラインを作成したと説明し、参加できるメンバーで稽古に取り組むとした。

 会合では、祭りの保存会の大西正隆会長が出席者に「できる限りのことをして伝承につなげてほしい」と呼び掛けた。出席者からは本祭の日、3カ所に曳山2基ずつを飾ってはどうかとの提案も出された。

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