毛筆で漢字をしたためた和紙に手形を押す参加者=上市町白萩西部公民館

  コロナ禍、思い出に残る内容に

 上市町白萩西部小の6年生6人の卒業を祝う会が7日、町白萩西部公民館で開かれた。同校では2018、19年度と6年生がおらず、3年ぶりの卒業生を盛大に送り出そうと、児童と地元住民の書道パフォーマンスなどの企画を用意。今年度は新型コロナウイルス対策で卒業式に出席できない住民の、祝福の気持ちがあふれる催しとなった。

 公民館はこれまで、6年生と高齢者が交流するスポーツイベントを実施してきたが、今年はより思い出に残る内容にしたいと趣向を変えた。児童の家族や通学路を見守ってきた住民ら約30人が参加した。

 目玉企画の書道パフォーマンスでは、児童6人が穂の長さ15センチほどの大きな筆で、「夢」「進」など自分で選んだ漢字を1メートル四方の和紙に力強くしたためた。参加者が文字の回りにさまざまな色の手形を押し、鮮やかな作品に仕上げた。

 デザイン書道作家安井ちあきさん(舟橋村)が協力した。作品は卒業式で飾る予定となっている。

 「ミニ卒業式」として児童に記念品が贈られた。公民館の窓ガラスには、上市中の制服を着た6年生6人の似顔絵や小学校の校舎、桜などが描かれた。公民館職員と交流のあるイラストレーター金松良恵さん(射水市)が手掛け、この日に合わせて完成させた。

 小柴康太郎君(12)は「コロナに気を付けないといけない中で、盛大に祝ってくれてうれしかった」と笑顔を見せた。公民館の堀口睦子主事(56)は「4年生の時から最上級生として学校や地域の行事で頑張ってきた6人に、3年分のありがとうを伝えたかった」と話し、進学後の元気な成長を願った。

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