看護の道へ一歩踏み出す卒業生=富山市の富山赤十字専門学校

 今月末で126年の歴史に幕を下ろす富山赤十字看護専門学校の卒業式は3日、富山市の同校で行われ、最後の卒業生19人がそろいの赤十字救護員制服に身を包み、脈々と受け継がれてきた赤十字精神を守り続ける決意を新たにした。6日に富山市のANAクラウンプラザホテルで閉校記念式典を行い、関係者が同校の思い出を振り返る。

 同校は1895(明治28)年に日本赤十字準備看護婦養成所として発足し、今年度を含めて3554人の卒業生を送り出した。富山型デイサービスの惣万佳代子氏や元環境庁長官の石本茂氏ら、看護師の最高の栄誉とされる「フローレンス・ナイチンゲール記章」の受章者も4人輩出した。

 卒業式では、富山赤十字病院長も務める平岩善雄校長が、代表者に卒業証書と専門士称号を手渡し「人道・博愛の赤十字精神を忘れることなく研さんをつみ、苦しんでいる人々のために尽くし続けてほしい」と式辞を贈った。卒業生を代表し、岡田珠衣さんが答辞を述べた。

 終了後には、同校同窓会による閉校記念の碑除幕式が行われた。赤十字御歌「四方の国」などが刻まれた白御影石の石碑を前に、針山節子同窓会長があいさつし、平岩院長に富山赤十字病院への寄付金100万円の目録を手渡した。

  「患者のために」 富山市専門学校

 富山市立看護専門学校の卒業式は3日、同校で行われ、新型コロナウイルスの感染が続く中、40人が看護の道へ一歩を踏み出した。

 瀬川正孝校長が卒業証書を一人一人に手渡し「常に笑顔で患者と接し、学ぶ姿勢を大切にして働いてほしい」と激励。在校生の送辞に続き、卒業生代表の根建ひかるさんが「患者のためにできることを考え、実践できる看護師を目指す」と答辞を述べた。

  107人が決意 富山市医師会専門学校

 富山市医師会看護専門学校の卒業証書授与式は3日、同市の富山国際会議場で行われ、准看護学科と看護学科の計107人が医療の最前線に立つ決意を新たにした。

 吉山泉校長が両学科の代表者に卒業証書を手渡し、式辞を述べた。卒業生を代表して看護学科の関口由紀子さんが「コロナ禍で実習や授業が滞る中、先生が必ず卒業させるからと支えてくれた」と感謝の言葉を述べた。

 第2部ではくれよん在宅クリニックの桶口史篤院長が「あなたの心が動くとき」と題して特別講演を行った。

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