熱戦を繰り広げる寺田二段(左)と丸吉名人=北國新聞20階ホール

田尻五段(左)と長尾さん(右)による大盤解説会

 囲碁のプロ棋士、寺田柊汰(しゅうた)二段(能美市出身)と丸吉寿史北國アマ囲碁名人(宝達志水町)による公開対局(北國新聞社主催、日本棋院支部石川県連合会共催)は23日、金沢市の北國新聞20階ホールで約50人が参加して開かれ、先月昇段したばかりの寺田二段が128手で丸吉名人に勝利した。

 昨年の北國アマ囲碁名人戦で6連覇を果たした丸吉名人の先手黒番で始まった。持ち時間は各20分で、寺田二段が先に60秒の秒読みに入った。終盤は難解な局面となり、互いに秒読みが続く中、寺田二段がプロの意地を見せつけた。

 寺田二段は「丸吉さんの棋風ではなく想定外。仕掛けた手がうまく打てず黒にもチャンスが生まれてしまった。大阪にいたアマ時代、名人戦に出場したが挑戦者になれなかったので、現役名人と対局できて良かった」と話し、丸吉さんは「自分らしく打てた。終盤はどちらが勝つか紙一重だったが、秒読みが続いて厳しかった。この対局を糧に今年の名人戦に挑みたい」と意気込んだ。

  田尻五段が大盤解説

 大盤解説も行われ、田尻悠人五段(金沢市出身)が解説、囲碁サロンシトラス(津幡町)席亭の長尾華奈さんが聞き手を務めた。来場者は次の一手を予想するクイズなどを楽しみ、最後は対局者を交えたトークが行われた。

無断転載・複製を禁じます