来月に全線供用開始する鞍川霊峰線バイパス=氷見市鞍川

  防災拠点アクセス向上

 氷見市の市道鞍川霊峰線バイパスが3月14日、事業着手から11年越しで全線開通する見通しとなった。防災拠点である市ふれあいスポーツセンターと、国道415号や市北部方面のアクセスが向上し、国道160号の渋滞緩和が期待される。当初は5年程度で完成を目指していたが、能越自動車道氷見南インターチェンジ(IC)整備事業と重なり、進捗(しんちょく)が遅れた。

 バイパスは国道415号と市ふれあいの森を結ぶ910メートル。ふれあいの森にはスポーツセンターのほか、氷見高、朝日山公園があり、市役所や金沢医科大氷見市民病院が近くに立地する。開通によって移動時間が短縮。能越道氷見ICから近く、能越道のネットワーク道路としての機能も期待されている。

 市ふれあいスポーツセンターの主なアクセスは現在、国道160号につながる市道氷見駅朝日線のみとなっている。氷見駅朝日線と国道160号の交差点周辺は、降雪時やセンターで大規模イベント開催時には渋滞が発生しており、バイパス完成で交通量の分散が期待できる。

 市は2009年度に事業着手した。しかし、13~15年度に行われた氷見南IC整備の事業費が当初想定より膨らんだことで、道路財源の捻出に苦労し、バイパスの工事ペースがダウンした。急峻(きゅうしゅん)な地形を克服する工事になったこともあり、事業費は約13億円。

 国道415号と結ぶ100メートルは、金沢医科大氷見市民病院のアクセス道として供用開始している。

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