無料配布用に用意したサカキを持つ林禰宜=富山市の多久比禮志神社

 富山市の多久比●志(たくひれし)神社で、1月からの大雪で折れてしまった樹齢約100年のサカキの枝の無料配布が始まった。神社での神事だけでは使い切れないサカキを、各家庭にある神棚用のお供えとして役立ててもらう。

 サカキは高さ約6メートルで、今月16日、林貞文禰宜(ねぎ)(37)が根元から折れているのを見つけた。林禰宜によると、これまで神事の玉串用などに枝を使うなどし、大切にしてきた木だったことから、廃棄したくないとの思いで、無料配布を企画した。

 枝は約500本用意した。拝殿の前に設置された箱から自由に選んで持ち帰ることができる。林禰宜は「サカキは神様とつながる一つの道具とされている。神社で大切にしてきたサカキを多くの人に家で使ってほしい」と話した。

 枝を取った後の幹部分も来年の新年行事などで余すことなく使う予定だ。

(●は禮の示がネ)

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