地震で建物が損壊した鳥居醤油店=10日午後2時50分、七尾市一本杉町

 10日午後1時半ごろ、能登半島地震で建物が損壊した七尾市一本杉町の老舗「鳥居醤油店」で60代男性が敷地内のブロック塀の下敷きになった。男性は意識不明の状態で同市の公立能登総合病院に搬送された。

 七尾署と七尾鹿島消防本部によると、男性は隣接する建物との境界にあるブロック塀の近くで片付け作業をしていた。下半身を高さ約1・5メートルの塀に挟まれたという。

 鳥居醤油店は1908(明治41)年に建設された土蔵造りで、国の登録有形文化財となっている。地震で建物は大きく傾き、こうじを育成する「室」と、もろみを熟成する「蔵」の土壁が崩れた。応急危険度判定で「立ち入り危険」を示す赤い紙が貼られている。

 1月29日に、室と蔵の修繕費を募るクラウドファンディング(CF)を開始するなど、事業継続に向けて始動していた。

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