買い物客でにぎわうアクセサリー売り場=金沢市の香林坊大和

冬物衣料を品定めする買い物客=金沢市の金沢エムザ

  ●ブランド品やコート

 官公庁や一部の企業で冬のボーナスが支給され、最初の週末を迎えた9日、金沢市内の百貨店や商業施設に多くの買い物客が訪れた。物価高で節約志向が高まる一方で、百貨店では高級ブランド品や装飾品など高額品の引き合いが目立った。各店はクリスマスを控え、年間最大の書き入れ時となる歳末商戦で顧客のさらなる取り込みを図る。

 香林坊大和では午前10時の開店前に約100人が並んだ。夕方からは店内のにぎわいが一段と増し、アクセサリーや化粧品、高級ブランド品が並ぶ1階の入り込みは「普段の土曜の2割増し」(担当者)となった。

 アクセサリー店では、クリスマスプレゼントや自分への褒美として、5万円ほどの商品を品定めする人が多かった。リビング関係の売り場では10万円以上するマットレスの人気が高い。

 婦人服ではコートなど冬物衣料の売れ行きが良く、2万~3万円のパーティー用ワンピースも売れた。担当者は「コロナ明けで年末に集まる機会が増えて購入する人が多いのだろう」と話した。

 「先週の土曜よりも店内がにぎわった」。こう語るのは金沢エムザの担当者だ。同店では婦人向けのコートや靴、雑貨が売れ筋。バッグ売り場も好調で、4万円前後の革製品のバッグの売れ行きが良かった。

 改装したばかりの子ども服売り場では家族連れが買い回りを楽しんだ。観光客でにぎわった近江町市場からエムザに足を運ぶ人も多く、1階で地元の食品や伝統工芸品を扱う「黒門小路」は九谷焼の皿や輪島塗の箸などを購入する人が目立った。

 担当者は「地下の食品売り場も朝から夜まで人波が絶えない状況だった。クリスマス商戦も期待できる」と話した。

 好天に恵まれ、香林坊周辺では香林坊ラモーダの「ビームス」「ザ・ノース・フェイス」、香林坊プラザの「A.P.C.(アーペーセー)」「TOGA(トーガ)」など複数の店に足を運んで買い物を楽しむ人の姿が見られた。

 金沢駅前の金沢フォーラスは若者でにぎわった。担当者は今月中旬以降に気温が下がる予報が出ているとし「ダウンジャケットやコートの需要がさらに高まり、消費が一層盛り上がってほしい」と話した。

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