カフェレストランを開業する(右から)雅司さん、里佳子さん、かな子さん=氷見市島尾

 氷見市の島尾海水浴場唯一の浜茶屋「しきなみ」を営む村井雅司さん(57)家族が8日、浜茶屋の隣にカフェレストランをオープンする。夏場の海水浴シーズン以外も浜辺に立ち寄ってもらおうと整備。地元の新鮮な魚や野菜、米などを使った食事を提供し、眼前に広がる海景色や波音を通じて氷見の浜辺の魅力を多くの人に伝える。

 店は村井さんと妻かな子さん(55)、次女里佳子さん(25)の3人で運営する。3人は昨年、村井さんの母征子さんから浜茶屋を事業承継した。周辺には通年で気軽に立ち寄れる飲食店がなかったため、四季折々の島尾海岸の良さを感じてもらえる場所を作ろうと考えた。

 店の外観やコンセプトは海外や東京の飲食店で働いた経験を持つ里佳子さんが中心となって決めた。

 飲食メニューは地産地消にこだわり、ブリのカルパッチョや氷見牛のステーキなどコース料理を提供。東京で学んだビーガン(完全菜食主義者)料理やスイーツのほか、浜茶屋のラーメン、カフェではエスプレッソコーヒーも用意する。

 店名は「The Boon(ザ・ブーン)」。英語の「Boon」は恵みや愉快という意味で、波音の「ざぶん」に掛けた。店は昔浜茶屋に使っていた鉄骨2階建ての建物を改装し、白や木の茶色を基調とした落ち着いた空間に仕上げた。

 2階にはテラスを用意し、ヨガや結婚式の2次会などイベントでの活用を検討する。3人は「海を眺めながら、すてきな時間を過ごしてもらえる場所にしたい」と笑顔を見せた。

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