ブリ料理を堪能する観光客=氷見市のひみ番屋街

水揚げされたブリ=氷見市の氷見魚市場

  ●「そろそろ宣言?」期待の声も

 第12回ひみぶりフェアは1日、氷見市内の民宿や旅館、割烹料理店、すし店など27施設で始まり、観光客らがブリ料理に舌鼓を打った。シーズンの本格到来を告げる「ひみ寒ぶり宣言」はまだ出されていないものの、氷見魚市場では同日、約15キロの大物などブリ487本を水揚げ。観光業界の関係者からは「そろそろ宣言が出てほしい」と期待の声が上がっている。

 フェアは市や市観光協会でつくる実行委が主催し、各施設が自慢のブリ料理を提供する。

 ひみ番屋街では、「魚のレストラン番屋亭」が刺し身やしゃぶしゃぶ、かまの塩焼き、ブリ大根、あら汁などを味わえる3種類の懐石料理を用意。寒ブリ目当てに初めて氷見を訪れた自営業鈴木達朗さん(47)=神奈川県川崎市=は「こんなに分厚い刺し身を食べたのは初めて」と笑顔を見せた。

 番屋街を運営する「氷見まちづくり」によると、ブリ懐石予約は12月の土日は全て埋まっているという。

 ひみ寒ぶり宣言が出されれば、さらなる活況が予想されるが、氷見魚市場での水揚げは先月下旬以降、100本前後にとどまる日が多く続く。

 氷見まちづくりの堀川俊幸取締役管理部長(54)は「宣言が出るとどっと来客も増える。大漁が待ち遠しい」と期待した。

  ●初物「煌」1本200万円、石川

 石川県漁協が設ける「天然能登寒ぶり」の最高級ブランド「煌(きらめき)」の今シーズンの認定が1日始まった。能登町鵜川沖の定置網に入った重さ15・5キロ、長さ95センチの寒ブリが第1号に選ばれ、かなざわ総合市場(金沢市)で行われた初競りで、200万円の値が付いた。師走入りとともに、同市場には今季最多の1711本の寒ブリが水揚げされ、活気に沸いた。

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