18日、米テキサス州の施設からスーパーヘビーロケットで打ち上げられる宇宙船スターシップ(スペースXの中継から・共同)

 18日、米テキサス州のスペースX施設から打ち上げられたスーパーヘビーロケット。上部が宇宙船スターシップ(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】米宇宙企業スペースXは18日、開発中の大型宇宙船「スターシップ」とロケット「スーパーヘビー」をテキサス州の同社施設から打ち上げた。4月に続く2回目の無人試験飛行。宇宙船は高度150キロ付近まで上昇したが情報が地上に届かなくなった。同社は中継で「自動的に飛行を中断したようだ」との見方を示した。

 宇宙船とロケットを合わせた長さは史上最大の約120メートル。米国が主導する国際月探査「アルテミス計画」で2025年末に有人月着陸に利用する目標に向け、信頼性の確立を急ぐ。

 試験では、宇宙船はロケットに搭載した状態で打ち上げられ、上空で分離。その後、速度や高度のデータ更新が停止した。

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