満開のチューリップを楽しむ来場者=砺波市の砺波チューリップ公園

 2023となみチューリップフェア(富山新聞社、北國新聞社後援)は22日、砺波市の砺波チューリップ公園を主会場に開幕し、園内の300品種300万本の満開が宣言された。運営本部によると、初日の満開宣言は1952(昭和27)年にフェアが始まって以来初めて。マスクを外した家族連れや観光客約3万6千人が思い思いに散策し、「脱コロナ」を感じさせる春らんまんの園内を満喫した。

 満開宣言は昨年より6日早い。今年は3、4月の陽気で公園全体の開花が、例年より1週間~10日早まっていた。開会式では夏野修砺波市長が「満開のチューリップを楽しんでほしい。成長は格段に早いが、期間中に植え替えを行って対応したい」とあいさつした。

 今年のフェアは「チューリップが奏でる色彩のシンフォニー」がテーマ。一斉に開花したこともあり、公園中央の大花壇には15品種21万本によるト音記号や音符の地上絵がくっきりと浮かび上がった。

 立山黒部アルペンルートの名物「雪の大谷」になぞらえた高さ4メートル、長さ30メートルの回廊「花の大谷」も見頃となった。色とりどりの風船を藤棚のように飾った新設の「バブルスカイ」も人気を集め、来園者がスマートフォンで撮影した。

 式では、竹内延和富山県地方創生局長、川辺一彦砺波市議会議長が祝辞を述べた。飛越能経済観光都市懇談会のつながりで茶谷義隆七尾市長、岸博一羽咋市長が出席した。砺波市と中国・遼寧省盤錦市が友好都市として交流することから楊(ヤン)嫻(シェン)中国駐名古屋総領事も招待された。

 今年は28日にレスリング女子五輪3連覇の吉田沙保里さんのトークショー、5月5日に大阪桐蔭高吹奏楽部の演奏会を開くなど、多彩なイベントを予定している。

 会期は5月5日まで。開園時間は午前9時~午後5時半で、入場料は高校生以上1300円、小中学生は200円、未就学児は無料となっている。

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