石川県は6日、県内で新型コロナウイルスに感染していた1人の死亡と、新たに15人の感染を確認したと発表した。このうち県内の児童福祉施設で初めて確認されたクラスター(感染者集団)関係では、園児の同居者や親族ら5人の陽性が新たに判明し、感染者は計19人と拡大した。
亡くなったのは、金沢市の90歳以上の女性。
新たに感染したのは金沢、小松、野々市、内灘の4市町の20代~90歳以上の男女。
児童福祉施設以外で既に判明しているクラスター関係では、北陸大関係で新たに1人の陽性が分かり、感染者は計13人となった。このほか既に公表されている感染者の濃厚接触者または接触者が6人、残る3人の経路が分かっていない。県内最大のクラスターとなった航空高石川(輪島市)関連の新たな感染者は確認されていない。
県内では6日午前10時までに、児童福祉施設の30件を含む1298件の検査件数が報告され、15人が陽性だった。県内の死者は計109人、感染者累計は3839人となった。
県内で治療中の患者は255人(前日比15人減)で、うち重症者は8人(前日と変わらず)となっている。感染者の療養別では、自宅療養が16人(同6人増)、入院143人(同6人減)、ホテルでの宿泊療養が79人(同10人減)、高齢者施設などが8人(同1人減)となった。入院か宿泊療養を予定している人は6日午前10時現在、9人(同4人減)となっている。