ウクライナ東部ドニプロでロシアの攻撃を受けた建物のがれきを撤去する救急隊員=14日(AP=共同)

 ロシア軍のミサイル攻撃を受けた建物のがれきの中から女性を救出する救急隊員ら=15日、ウクライナ・ドニプロ(ロイター=共同)

 ロシア軍のミサイル攻撃を受けた集合住宅で活動する救急隊員を見守る女性たち=15日、ウクライナ・ドニプロ(ロイター=共同)

 【キーウ共同】「何のために殺したの」。息子を亡くしたとみられる女性は、ロシアへの怒りを叫び続けた。14日、ミサイル攻撃があったウクライナ東部ドニエプロペトロフスク州の州都ドニプロの集合住宅。9階建て建物の一部が屋上から崩落、積み上がったがれきから灰色の煙が上がる中、救急隊員や多くの市民らが生存者を懸命に捜索していた。

 地元テレビが15日までに通信アプリに投稿した動画では、がれきの中から人の声を聞きつけた救急隊員らが、夜間も活動を続けていた。現場にいた女性は「息子に何をしてくれるの。呪い続けてやる」と怒りをあらわにした。

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