温かみのある電飾を楽しむ家族連れ=富山市の富山城址公園

  ●市内共同企業体が初企画

 富山市の富山城址公園で14日、イルミネーションの点灯式が行われ、同公園のシンボルツリーであるプラタナスが約2万個の発光ダイオード(LED)で彩られた。広場の一角にある高さ約25メートルの大樹がきらめき、家族連れらが写真撮影を楽しんだ。

 イルミネーションは、市内の造園業者やビルメンテナンス会社などでつくる富山城址公園パークマネジメント共同企業体が、冬のにぎわい創出を目的に初めて企画した。点灯式では同企業体の久郷愼治代表、藤井裕久市長があいさつした。

 同日は大手モールと富岩運河環水公園周辺の店舗が連携したイベント「ウィンターファンタジア」も始まり、城址公園内では音楽ライブや、飲食ブースが並ぶマルシェなどが催された。イルミネーションは2月末までの午後5~9時に点灯する。

  ●雨の富山や高岡、4月並み気温15度 15日は寒気影響

 14日の富山県内は、前線の影響で広く雨が降った。南から暖かい空気が流れ込み、最高気温は富山市中心部15・8度、高岡市伏木15度など、全10観測地点で4月上~中旬並みの暖かさだった。

 富山地方気象台によると、15日の県内は、寒気や湿った空気の影響を受けて曇り時々雨の見込み。

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