名古屋市北区の堀川で13日、大量のボラが泳いでいるのが確認された。例年遡上してくるが、今年は数が膨大で、近隣住民は「このまま死んだら大変だ」と不安そうな様子で話している。専門家は大量遡上の原因は「分からない」としている。
市によると、ボラは毎年1月から春先にかけて温かい水を求め海から川に群れで遡上する。近隣住民らによると、昨年末から増え始めたといい、13日は北区の猿投橋から北清水橋までの約400mを隙間なくうごめいている様子が確認された。
市環境科学調査センターの大畑史江研究員は「勝手に海に戻ることが多いが、大量死する可能性もあり注視している」と話した。
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