13日の国債市場で、長期金利の指標である新発10年債(369回債、表面利率0・5%)の利回りが一時、前日よりも0・045%高い0・545%となった。2015年6月以来、約7年7カ月ぶりの高水準。日銀が22年12月に大規模な金融緩和策を修正し、事実上の利上げに踏み切った後、上限に設定する「0・5%程度」を初めて超えた。

 長期金利の上限超えが続けば、日銀にはさらなる政策修正の圧力になる。日銀が長期金利の上限をさらに引き上げれば、住宅ローンの固定金利が上昇する可能性がある。

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