米ワシントン郊外の国防総省でオースティン国防長官(右から2人目)と会談する浜田防衛相(左端)=12日(共同)

 【ワシントン共同】浜田靖一防衛相は12日(日本時間13日)、米ワシントン郊外の国防総省でオースティン国防長官と会談した。日本が保有を決めた反撃能力(敵基地攻撃能力)の効果的な運用に向け、日米同盟の役割や任務の分担を巡る集中的な協議を実施する方針で合意した。防衛装備品の技術協力を拡大させるため、共同研究やサプライチェーン(供給網)の強化を図る合意文書に署名した。

 浜田氏は会談で、反撃能力を含む日本の防衛力強化に触れ「日米の役割、任務、能力に関する集中的議論を速やかに開始したい」と表明。オースティン氏は「日本の国家安全保障戦略の内容を強く支持する」と述べた。

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