●5選手インフル、泥沼の5連敗
バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)(11日)富山グラウジーズは富山市総合体育館で横浜ビー・コルセアーズと対戦、71―104で大敗した。主力ら5選手が病欠し、相手に終始押し込まれて5連敗となり、泥沼から抜け出せない状況が続く。通算成績は6勝23敗で、中地区の順位は7位で変わらない。
富山は得点源であるブライス・ジョンソン、ジョシュア・スミス、コーディ・デンプスをはじめ、野﨑由之、水戸健史をインフルエンザで欠いた。
横浜には2018~19年シーズンから13連勝し、富山にとって相性の良い相手だが、大幅な戦力ダウンが序盤から響いた。第1クオーターは4連続を含む7本の3点シュートを決められ、第2クオーターも松井啓十郎や飴谷由毅の3点シュートで食い下がったものの点差を広げられ、33―51で前半を折り返した。
後半も流れを変えることはできなかった。第3クオーターは小野龍猛や上田隼輔の奮闘もむなしく差は31点に。第4クオーターは晴山ケビン、小野、上田が3点シュートを決めるなど意地を見せた。
横浜BCは日本代表に欠かせない若きエースとされる河村勇輝がアシストと3点シュートで躍動し、富山に立ちはだかった。
浜口炎ヘッドコーチは「崖っぷちだが、諦めず、強い気持ちで乗り越えたい」と話した。
この試合で晴山が3点シュートのB1通算400本、小野が個人通算500試合出場を達成した。次戦は18日で、愛知県の豊橋市総合体育館で三遠ネオフェニックスと対戦する。
●選手らに誹謗中傷
チームは10日、公式ホームページで、SNS上や試合会場で選手やスタッフに対する誹謗中傷が確認されたと発表した。侮辱や人種差別とみられる表現、行動があり、「断固として反対する」との声明を出した。