ニューヨーク・ウォール街にある標識(ロイター=共同)

 【ニューヨーク共同】10日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は反発し、前日比186・45ドル高の3万3704・10ドルで取引を終えた。米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ長期化への懸念が後退し、買いが優勢となった。

 FRBのパウエル議長はこの日の討論会で金融引き締めに積極的なタカ派姿勢を強めるような発言をしなかったため、投資家のリスク回避姿勢が和らいだ。ただ、12日の米消費者物価指数の発表を控えて様子見ムードも強く、上値は重かった。

 ハイテク株主体のナスダック総合指数は続伸し、106・98ポイント高の1万0742・63。

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