富山県内の多くの公立小中学校や義務教育学校で10日、3学期の始業式が行われ、児童生徒が気持ちを新たに、最終学期をスタートさせた。
創立から140周年の節目を迎えた高岡市成美小では、全校生徒約260人が今年の干支(えと)「卯(う)」にちなみ、飛躍と向上を誓った。
佐野正人校長があいさつで9日の記念式典を振り返り、3学期は▽日本一美しい校舎▽日本一美しい姿勢▽日本一美しい心―を心掛けるよう呼び掛けた。
創校記念の喜びをつづった児童の作文が発表され、高田琉成君(3年)は「歴史ある学校と庭の花壇を守りたい」、菊地結衣さん(4年)は「成美の名のように進んでよいことをする人になる」と誓い、高野敬君(5年)は「大人になっても学校での思い出を大切にしたい」と話した。
書き初め大会が開かれ、児童は「強い信念」「春の立山」「へいわ」といった学年ごとの題材を丁寧にしたためた。
始業式は南砺市以外の14市町村の小中学校と、既に式を終えた南砺市平中、13日に実施する同市利賀小、利賀中を除く同市内13校で行われた。
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