入場する選手を拍手で迎えるファン=金沢市の本多の森ホール

 9日に金沢市の本多の森ホールで行われたツエーゲン金沢の出陣式は「J1昇格」を狙う決意表明の場となった。西川圭史ゼネラルマネジャー(GM)は柳下正明監督に「これまで以上の熱意」を感じているとし、スローガンである「最高」のクラブ運営に向け一層の支援を求めた。

 指揮7年目を迎える柳下監督は壇上で「上を目指す時が来た」と切り出した。「皆さん、J2よりもJ1で勝利した方が断然うれしいでしょう」と呼び掛けながら、「石川の人に喜んでもらい、幸せになってほしい」と意気込みを語った。

 同じく7年目のGK白井裕人は「熱い気持ちでプレーする」と言い、MF藤村慶太は「変化の年」とステップアップを誓った。

 西川GMはクラウドファンディングを16日正午から3月5日まで実施することを発表した。支援総額に応じて、強化費、運営費に活用する。

 ホームタウン活動の一環として「ゲンゾイヤー体操」を考案した。県内の幼稚園・保育園・認定こども園をクラブマスコットの「ゲンゾイヤー」が訪問し、子どもたちと触れ合う。

 和太鼓サスケの演奏のほか、ほくりくアイドル部がツエーゲンのテーマなどを歌って盛り上げた。

 【スタッフ】▽監督 柳下正明▽ヘッドコーチ 久藤清一▽コーチ 辻田真輝▽GKコーチ 川本良二▽分析担当コーチ 栗脇渉▽フィジカルコーチ 坂本哲也▽チーフトレーナー 香城洋平▽トレーナー 本岡誠也、八木貴大▽通訳 五十嵐ラファエル▽エキップメントマネジャー 新木智也▽主務 鎌田裕介

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