振り袖姿で記念写真を撮る、ウクライナ避難民の大学生ら=8日午後、福岡県太宰府市

 福岡県太宰府市の日本経済大で学ぶウクライナ避難民の学生たちが8日、市主催の「二十歳のつどい」に振り袖姿で参加した。振り袖や日本の式典を体験してみたいという避難民学生の思いに応え、市が地元企業などの協力を得て実現した。

 式典には2022年度に20歳を迎える地元の若者とともに約20人の避難民学生が出席し、“成人”として新たな門出を祝った。カテリナ・エクザルホバさん(20)は「特別な日になり、一生忘れられない思い出だ」と語った。

 市は約20人分の振り袖を用意。市内の呉服店には、午前9時から学生が次々と訪れ、髪を結ってもらい、色鮮やかな振り袖を身にまとった。

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