日銀が食料品を中心とする想定以上の値上げを受け、消費者物価上昇率の予想を引き上げる検討に入ったことが6日、分かった。2022年10月時点で22年度は2・9%、23、24年度は1・6%としたが、22年度を3%台に上方修正するほか、23、24年度も引き上げ、目標の2%に接近すると予想する見通し。24年度は2%ちょうどとなる可能性もある。物価の高止まりで、日銀が大規模な金融緩和策を縮小するとの観測が強まりそうだ。
17、18日の金融政策決定会合で議論し、終了後に公表する「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」で示す。
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