鹿児島市の社会福祉法人「青鳥会」が運営する障害者支援施設で、20~40代の職員5人による身体的・心理的虐待が計10件あったとして、市が法人に対し昨年12月、文書で改善を指導していたことが6日、分かった。施設から通報を受けた市は同9月、障害者虐待防止法に基づき、施設へ立ち入り調査していた。

 法人によると、職員1人は同7月、他の入所者に殴りかかろうとしていた入所者を、外から鍵をかけた居室に約4時間閉じ込め、昼食を与えなかった。別の職員は「ばか」と暴言を吐いたりした。

 複数の職員が施設側に報告して発覚。法人は虐待をした職員5人を既に懲戒処分にした。

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