【ワシントン共同】米下院は5日、議長選を再開した。多数派で議長就任を目指す野党共和党トップのマッカーシー議員は、反発する党内の保守強硬派を切り崩せず、この日実施した通算11回目の投票でも過半数の獲得に失敗。新議会発足から3日目に入っても議長を選出できない異常事態が続いている。
直近で下院議長選が再投票に持ち込まれたのは1923年にさかのぼり、選出に3日間で計9回目の投票を要した。今回は100年前よりも事態が長期化、議長選出後にしか議員の就任宣誓もできないため、下院は機能不全に陥っている。
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