「ご神火」を作った桜町石斧の会の関係者=小矢部市の桜町JOMONパーク

 7日に小矢部市の桜町JOMONパークで行われる「縄文火占いまつり」に向け、桜町石斧(せきふ)の会のメンバーが5日、占いに使う「ご神火(しんか)」を作った。桜町遺跡からは鯛(たい)の骨が出土しており、飛び跳ねるタイをモチーフにした縄飾りを青竹の先端に取り付けた。

 「幸せのめで鯛が舞い降りる!?」がテーマで、ご神火は縦横80センチで、タイの縄飾りと長さ4・5メートルの青竹の台で構成する。

 タイは宗田徹也副会長(76)が合板で骨組みを作り、わら縄を巻き付けて完成させた。タイの目は金色の厚紙を使用した。

 まつりは今年19回目で、ご神火の周囲に占い札を貼った木柱8本を立て、ご神火を燃やして倒れた方向で新年の運勢を占う。占い札の言葉は「幸福」「めで鯛」「ブラボー」などを採用した。

 午後3時半に始まり、火起こしや弓矢体験などができる。ご神火への点灯は同4時半。石斧の会の山本護会長(80)は「みんなの飛躍の年になるよう願いを込めた」と話した。

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