昨年12月、韓国・ソウル駅のテレビで北朝鮮の無人機に関するニュースを見る人たち(聯合=共同)

 【ソウル共同】韓国軍関係者は5日、昨年末の北朝鮮の無人機侵入に関し、ソウルの大統領府近くの飛行禁止区域には入っていなかったとの従来の立場を改め「区域の北の端を通過したとみられる」と明らかにした。「大統領府の安全には問題はなかった」と強調するが、説明が一転したことに批判が出ている。

 韓国メディアによると、大統領府を中心とした半径3・7キロが飛行禁止区域に設定され、無人機はソウル市庁などの付近を飛行した可能性がある。

 北朝鮮の無人機は昨年12月26日に韓国側に侵入。韓国の李鐘燮国防相は28日、国会で「(大統領府のある)竜山まで来ていない」と説明していた。

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